前日展望

ファンタジーS・国立特別:前日展望

10/31(土)|京都・東京

公開日時: 2026年10月30日 20:01

10月最終週、京都には2歳牝馬の登竜門が

10月31日、東京と京都の2場開催。前日時点の情報では京都の芝が稍重、ダートは重、東京は芝が良でダートが稍重という想定になっています。いずれも前日段階の見込みですので、当日の発表でどう動くかは要確認。ハロウィンの土曜日、京都のメインには2歳牝馬の出世レースが組まれています。さて、皆さんはどこから手をつけますか?

京都11R ファンタジーS(G3・芝1400m)

発走は15時45分、11頭立て。2歳牝馬の重賞で、阪神JFへの重要なステップとして位置づけられてきた一戦です。芝1400mという、スピードとひと押しの持続力の両方を問われる距離設定。デビュー2戦目、3戦目の馬が多く、キャリアの浅さゆえに前走の内容をどう評価するかで印象が大きく変わるレースでもあります。昨年はフェスティバルヒル(C.デムーロ騎手)が1番人気に応えて1分20秒9で勝利。単勝2.8倍、馬場は良でした。

MARが前日段階で上位に挙げているのは、まずレニュアージュ。父コントレイル、母父Broken Vowという配合で、西村淳騎手、藤原厩舎のコンビです。前日時点の回収率軸の数値は76と、今回の注目馬の中では頭ひとつ抜けた水準。推定3番人気・オッズ7.6倍と、市場評価とMARの見立てがおおむね同じ方向を向いているタイプです。父コントレイルは現役時に京都芝のマイル以下でも高いパフォーマンスを見せた血統背景を持ちますし、母父Broken Vowの米国色がスピード寄りに振れているのかもしれません。バランス型の評価というのも、軸としての安定感を期待させるところです。

対抗格として面白いのがセイウンマイラヴ。父カラヴァッジオ、母父パイロ、田山騎手・長谷川厩舎。前日段階の回収率軸は41ですが、推定8番人気・15.8倍と市場評価より高く見ているAI上振れ傾向の1頭です。父カラヴァッジオは欧州のスプリンター系種牡馬で、1400mという短めの設定は条件として悪くなさそう。そしてもう1頭がビスケットサンド(父マインドユアビスケッツ、母父ダイワメジャー、北村友騎手・佐藤悠厩舎)。回収率軸49、推定6番人気12.2倍で、こちらもMARが市場より強気に見ているクチです。父・母父ともにスピードと馬力を兼ね備えた配合で、京都の芝が稍重のまま、あるいはさらに渋るようなら血統的な適性が顔を出す可能性もあると見ています。

逆に言えば、馬場が回復して軽い芝になれば、評価の序列は変わってくるはず。馬場状態はあくまで前日予報ベースですし、MAR-hitとMAR-valの最終的な選出は当日の枠順確定やオッズを織り込んでから。朝の情報を見てから、もう一度整理したいところです。

東京10R 国立特別(2勝クラス・芝1600m)

14時55分発走、10頭立ての芝マイル戦。東京のマイルは直線の長さがものを言う舞台で、位置取りよりも最後の瞬発力勝負になりやすい条件です。昨年はエンペラーズソード(菅原明良騎手)が3番人気・単勝5.5倍で快勝、時計は1分33秒1、馬場は良でした。

MARが前日段階で筆頭に置いているのはケイケイ。父イスラボニータ、母父Touch Gold、木幡巧騎手・杉浦厩舎のセン5歳です。回収率軸は44で、推定5番人気・12.0倍と市場評価より高い位置づけ。父イスラボニータは東京芝マイルでの実績が記憶に残る種牡馬で、産駒にも直線の長いコースで伸びるタイプが少なくありません。人気の盲点に入りそうな一頭として注目しています。

さらに大きく評価が割れているのがブライティアダイヤ(父サトノアラジン、母父アドマイヤベガ、丹内騎手・稲垣厩舎)。回収率軸43に対して推定9番人気・65.7倍と、オッズとのギャップはかなりのもの。父サトノアラジンは現役時に安田記念を制したマイラーで、ここも距離適性という面では理に適っているのかもしれません。

一方、人気の中心に近いところではシャンソンドール(父レイデオロ、母父ダイワメジャー、ルメール騎手・奥村武厩舎)が回収率軸54。推定2番人気・3.4倍という評価で、素直に力上位と見るか、妙味の面で一歩引くか。このあたりの判断は当日のオッズ次第です。

その他に気になる2鞍

京都10R ハロウィンS(3勝クラス・ダート1900m、16頭)は、前日時点で馬場が重想定。MARの上位にはセブンマジシャン(父ジャスタウェイ、回収率軸45、推定11番人気21.0倍)、推定1番人気ながらMARも高く見るショウサンジョージ(回収率軸50、5.7倍)、そしてソルチェリア(回収率軸46)が並びます。11番人気評価のセブンマジシャンをAIが拾っているあたり、波乱含みの一戦になるかもしれません。

東京9R オキザリス賞(1勝クラス・ダート1400m)ではマイスターシューズ(父モーニン、回収率軸54、推定4番人気13.7倍)が筆頭。父モーニンはフェブラリーSを勝ったダート短距離の実力馬で、稍重想定の東京ダ1400mは条件として噛み合いそうです。

新馬戦ピックアップ

東京4R・ダート1400mの新馬戦に、指数71という高い数値が出ているホウオウビリオンがいます。父キズナ、母父キングカメハメハ。推定11番人気と市場の評価はまだ低いものの、キズナ産駒はダートでも早期から走るタイプを出しますし、母父キングカメハメハのパワーが加わった配合は初戦から動けても不思議ではないかもしれません。新馬戦らしい、数字と人気のギャップが面白い一頭です。

皆さんはどこから?

重賞のファンタジーSから入るか、オッズ妙味のある条件戦を拾っていくか。悩ましい土曜日になりそうです。馬場も最終的には当日の発表を見てから。皆さんは明日、どのレースを一番楽しみにしていますか? 良い週末になりますように。