週次振り返り

2026年10月17日〜10月18日

更新日時: 2026年10月21日 01:42

土曜(2026年10月17日)

新潟 良 天気:晴 / 12R
上り3F波乱
芝34.74秒(標準avg35.0比-0.3s)1/7R
ダート38.72秒(標準avg38.9比-0.2s)3/5R
東京 良 天気:晴 / 12R
上り3F波乱
芝34.9秒(標準avg34.7比+0.2s)4/7R
ダート37.4秒(やや速avg37.8比-0.4s)0/5R
京都 良 天気:晴 / 12R
上り3F波乱
芝34.6秒(やや速avg35.2比-0.6s)4/6R
ダート38.53秒(標準avg38.4比+0.1s)0/5R
やや荒れ (単勝10倍超 12/36R)
新潟やや荒れ東京やや荒れ京都やや荒れ
勝ち馬の人気分布
平均払戻1,433円最高払戻12,590円
全体
8
9
5
7
3
4
36R
開催別
新潟
1
4
3
1
1
2
12R
東京
3
2
2
2
1
2
12R
京都
4
3
4
1
12R
1番人気2番人気3番人気4〜6番7〜9番10番〜
3着内馬の人気分布
複勝平均331円複勝最高4,850円三連複平均12,428円三連複最高100,930円
全体
27
24
13
27
8
9
36R
開催別
新潟
7
7
5
9
3
5
12R
東京
9
8
5
8
3
3
12R
京都
11
9
3
10
2
1
12R
1番人気2番人気3番人気4〜6番7〜9番10番〜

日曜(10月18日)

新潟 良 天気:晴 / 12R
上り3F波乱
芝34.59秒(やや速avg35.0比-0.4s)3/7R
ダート38.21秒(やや速avg38.9比-0.7s)3/5R
東京 良 天気:晴 / 12R
上り3F波乱
芝34.96秒(標準avg34.7比+0.3s)0/6R
ダート38.4秒(やや遅avg37.8比+0.6s)2/5R
京都 良 天気:晴 / 12R
上り3F波乱
芝34.62秒(やや速avg35.2比-0.6s)1/6R
ダート37.33秒(速avg38.4比-1.1s)2/6R
やや荒れ (単勝10倍超 11/36R)
新潟荒れ東京やや固め京都やや固め
勝ち馬の人気分布
平均払戻892円最高払戻4,180円
全体
13
8
10
3
2
36R
開催別
新潟
4
2
1
3
2
12R
東京
5
4
3
12R
京都
4
2
6
12R
1番人気2番人気3番人気4〜6番7〜9番10番〜
3着内馬の人気分布
複勝平均285円複勝最高2,370円三連複平均19,134円三連複最高237,680円
全体
29
22
11
27
11
8
36R
開催別
新潟
8
5
3
6
7
7
12R
東京
11
8
4
11
1
1
12R
京都
10
9
4
10
3
12R
1番人気2番人気3番人気4〜6番7〜9番10番〜
展開傾向(土日合算 70R) 前有利 前残り 52.9% / 差し追込 21.4%

週次傾向振り返りレポート(2026年10月17日・18日)

1. 今週のポイント

今週最大の特徴は、前残り率が前週の39.6%から52.9%へ+13.3pt跳ね上がったことです。差し追込率は37.5%から21.4%へ-16.1ptと急減し、脚質面では明確に前有利の週となりました。しかし興味深いのは、これだけ前残りが増えたにもかかわらず全体の荒れ度は「やや固め」から「やや荒れ」へ+6.9pt悪化し、勝ち馬の平均人気は3.4番から3.9番へ上昇している点です。つまり「前で粘った馬が人気馬」という単純な構図ではなく、前残りの中に人気薄の台頭が混じったことがうかがえます。逆に3着内馬の平均人気は4.1番から3.9番へわずかに低下し、上位争いには人気馬が絡みやすくなりました。前残り優勢という表面的な傾向の裏に、勝ち切る馬と馬券に絡む馬のタイプが分離していく兆候が見える週でした。

2. 開催場ごとの馬場・傾向分析

新潟 土曜は晴・良で芝上り3F平均34.74秒(やや速め)、ダート38.72秒(標準)。日曜も晴・良で変わらず推移しましたが、芝上り3Fは34.59秒へ-0.15秒、ダートは38.21秒へ-0.51秒と、いずれも明確に速くなりました。勝ち時計を見るとダート1200m1勝クラスは1:11.7→1:11.6(+0.05秒、ほぼ同水準)、1800m1勝クラスは1:53.5→1:53.3(+0.25秒、ほぼ同水準)と大きな変化はなく、上り3Fの短縮に対して全体タイムが伸びていないことから、前半のペースが速くなり縦長の展開になりやすかったと考えられます。波乱は芝が土曜1件から日曜3件へ増加した一方、ダートは土日とも3件/5Rで高止まりし、新潟は週を通じてダートの荒れ要素が最も濃い競馬場でした。展開面では前半速い流れの中でも前残り優勢が維持されており、スタミナを問われる馬場傾向がうかがえます。

東京 土曜は晴・良で芝34.9秒(やや速め)、ダート37.4秒(速め)。日曜も馬場発表は「良」で変わらずでしたが、芝上り3Fは34.96秒へ+0.06秒とほぼ横ばいだった一方、ダートは38.4秒へ+1.0秒と大幅に遅くなりました。これは馬場発表に反映されない実態の変化で、発表上は「良」のままでもダートの質が緩んだ可能性を示唆する乖離点です。勝ち時計ではダート1400m未勝利が1:25.7で変化なし、芝1400m1勝クラスも1:21.8→1:21.6で+0.2秒とほぼ同水準でした。波乱面では芝が土曜4件から日曜0件へ激減し、東京芝は日曜にかけて極端に堅い前残り決着へシフトしました。逆にダートは0件から2件へ増加しており、芝とダートで荒れの方向性が真逆に動いた点が今週の東京の特徴です。

京都 土曜は晴・良で芝34.6秒(やや速め)、ダート38.53秒(標準)。日曜も馬場発表は「良」で変わらずでしたが、芝上り3Fは34.62秒へ+0.02秒とほぼ横ばいだった一方、ダートは37.33秒(速め)へ-1.2秒という大幅な短縮を見せました。勝ち時計もダート1800m1勝クラスで1:50.5→1:50.9(-0.4秒、ほぼ同水準)とやや速くなっており、上り3Fの短縮と整合的で、京都ダートは日曜にかけて明確に軽さを増したと判断できます。波乱は芝が土曜4件から日曜1件へ減少し堅い決着に向かった一方、ダートは0件から2件へ増加しており、軽量化した馬場で人気薄の台頭を許す展開になった可能性があります。発表は「良」のまま動いていませんが、数値上は馬場差が最も大きく動いた競馬場でした。

3. 勝ち馬・3着内の傾向

土曜の勝ち馬は前残り57%・差し追込23%・平均4.3番人気、3着内馬は前残り50%・差し追込30%・平均3.9番人気でした。日曜は勝ち馬が前残り49%・差し追込20%・平均3.6番人気、3着内馬が前残り43%・差し追込30%・平均3.9番人気と、土曜から前残り率が8pt前後下がり、やや堅い決着に回帰しています。土日合算では勝ち馬が前残り53%・差し追込21%・平均3.9番人気、3着内馬が前残り47%・差し追込30%・平均3.9番人気という結果になりました。

前週比で見ると前残り率は+13.3pt、差し追込は-16.1ptと大きく振れていますが、勝ち馬平均人気は3.4番から3.9番へ上昇し、3着内平均人気は4.1番から3.9番へ低下するという捻れが生じています。つまり「勝ち切るのは前残りの人気薄」「3着内に紛れ込むのは人気馬の差し」という構図が今週は際立ちました。具体例として、3着内馬の差し追込比率は土日通じて30%で安定しているのに対し、勝ち馬の差し追込比率は23%から20%へ低下しており、勝ち切る脚質と絡む脚質の分離が明確です。

土曜は勝ち馬平均人気が4.3番と高く、人気薄の台頭が目立ちましたが、これは東京・京都芝で波乱が集中した土曜の傾向(それぞれ4件)と符合します。日曜は平均人気が3.6番まで下がり、荒れの震源は芝からダート(新潟・京都)へ移った格好です。クラス別では今回のデータで極端な偏りは見られませんでしたが、京都ダートの軽量化が進んだ日曜は差し馬にもチャンスが生まれ、脚質面での多様性が増したと考えられます。

4. 展開・脚質から見えた今週の特徴

前残り率は52.9%(前週比+13.3pt)、差し追込は21.4%(前週比-16.1pt)と、今週は脚質面で明確に前有利へ振れました。ただし土曜57%・日曜49%と日を追うごとに前残り偏重はやや緩み、前週の39.6%からは依然として高水準ながら、週末にかけて差し脚質にも復権の余地が出てきた格好です。

ペース・馬場・クラスの組み合わせで見ると、東京芝は日曜に波乱ゼロとなり、上り3Fもほぼ変わらない安定した馬場の中で前残りが徹底されました。一方、新潟ダートは上り3Fが日曜-0.51秒短縮したにもかかわらず勝ち時計はほぼ横ばいで、前半が速くなる縦長の展開になりやすく、それでも前残りが優勢だったことから、この馬場は先行力そのものが問われる傾向にあったと言えます。対照的に京都ダートは上り3Fが-1.2秒という大幅な短縮を見せ、瞬発力勝負の色合いが強まったことで、波乱件数が0件から2件に増加し差し馬の台頭を許しました。

こうした傾向から導かれる馬券的な示唆は、「前残り優勢」という大枠だけで押し切るのではなく、競馬場・ダート/芝の種別ごとに前残りの"質"が異なる点を踏まえる必要があるということです。東京芝のような安定した前残りは素直に先行馬を軸にする一方、京都ダートのような軽量化が進む馬場では差し込みタイプをヒモに加える柔軟さが求められました。

5. 来週末に向けた傾向予測

今週は前週から前残り傾向が大きく強まりましたが、土曜から日曜にかけてその勢いはやや緩んでおり、来週も同条件(新潟・東京・京都)が続くのであれば、芝は東京のような「前残り徹底」の流れが続く可能性が高い一方、ダートは馬場発表と実態の乖離(東京の上り3F急伸、京都の上り3F急縮)に注意が必要です。

具体的な示唆としては、第一に東京芝は日曜型の前残り基調が続くとみて、先行力のある馬を素直に軸にしたい局面です。第二に京都ダートは軽さが増している傾向が続くなら、発表が「良」のままでも上り3Fの数値をチェックし、瞬発力型の差し馬を積極的にヒモに加える価値があります。第三に新潟はダートの荒れが土日を通じて継続しており、人気薄の前残りが突っ込んでくるパターンを想定し、3連系の馬券では人気薄の先行馬を組み込むことが有効と考えられます。全体としては「前残り優勢の中にも、勝ち切る馬と3着内に紛れ込む馬のタイプが分かれる」という今週の構図を踏まえ、単勝・複勝と3連系で軸とヒモの選び方を使い分ける意識が来週も求められそうです。