週次振り返り

2026年10月24日〜10月25日

更新日時: 2026年10月28日 01:46

土曜(2026年10月24日)

新潟 稍重 天気:小雨 / 12R
上り3F波乱
芝34.88秒(標準avg35.1比-0.2s)3/7R
ダート38.99秒(標準avg38.9比+0.1s)2/5R
東京 稍重 天気:雨 / 12R
上り3F波乱
芝35.13秒(やや遅avg34.7比+0.5s)1/6R
ダート37.56秒(標準avg37.8比-0.2s)0/6R
京都 稍重 天気:曇 / 12R
上り3F波乱
芝34.77秒(やや速avg35.2比-0.5s)0/5R
ダート37.73秒(やや速avg38.4比-0.6s)2/6R
やや固め (単勝10倍超 8/36R)
新潟やや荒れ東京固め京都やや固め
勝ち馬の人気分布
平均払戻745円最高払戻2,720円
全体
12
4
8
8
4
36R
開催別
新潟
3
1
1
4
3
12R
東京
6
1
4
1
12R
京都
3
2
3
3
1
12R
1番人気2番人気3番人気4〜6番7〜9番10番〜
3着内馬の人気分布
複勝平均281円複勝最高1,440円三連複平均11,047円三連複最高168,170円
全体
26
15
18
29
14
6
36R
開催別
新潟
7
4
4
9
8
4
12R
東京
11
8
8
5
2
2
12R
京都
8
3
6
15
4
12R
1番人気2番人気3番人気4〜6番7〜9番10番〜

日曜(10月25日)

新潟 不良 天気:雨 / 12R
上り3F波乱
芝36.91秒(遅avg35.1比+1.8s)4/7R
ダート37.84秒(速avg38.9比-1.0s)1/5R
東京 稍重 天気:曇 / 12R
上り3F波乱
芝35.31秒(やや遅avg34.7比+0.6s)0/6R
ダート37.64秒(標準avg37.8比-0.1s)0/5R
京都 不良 天気:曇 / 12R
上り3F波乱
芝35.17秒(標準avg35.2比-0.1s)2/6R
ダート37.45秒(速avg38.4比-0.9s)1/6R
やや固め (単勝10倍超 8/36R)
新潟やや荒れ東京固め京都やや固め
勝ち馬の人気分布
平均払戻838円最高払戻6,800円
全体
12
8
3
9
2
2
36R
開催別
新潟
3
1
5
2
1
12R
東京
4
5
2
1
12R
京都
5
2
1
3
1
12R
1番人気2番人気3番人気4〜6番7〜9番10番〜
3着内馬の人気分布
複勝平均302円複勝最高1,980円三連複平均19,119円三連複最高166,440円
全体
24
19
14
27
20
6
36R
開催別
新潟
6
6
3
13
5
5
12R
東京
9
7
6
6
8
12R
京都
9
6
5
8
7
1
12R
1番人気2番人気3番人気4〜6番7〜9番10番〜
展開傾向(土日合算 70R) 前有利 前残り 58.6% / 差し追込 30.0%

JRA週次傾向振り返りレポート(2026年10月24日・25日)

1. 今週のポイント

今週最大の特徴は、新潟・京都で土曜から日曜にかけて馬場が「稍重→不良」へと悪化し、芝の上り3Fが大きく鈍化した一方で、週全体で見ると前残り率・差し追込率がともに前週より上昇するという現象でした。前週比較では前残り率が52.9%→58.6%(+5.7pt)、差し追込率が21.4%→30.0%(+8.6pt)と、両方が同時に伸びています。これは「土曜は前残り優勢、日曜は差し・追込台頭」という日替わりの傾向が週全体の数値を押し上げた結果であり、単純な馬場バイアスでは語れない1週間でした。また勝ち馬の平均人気が3.9番→3.3番へ上昇する一方、3着内馬の平均人気は3.9番→4.1番とむしろ人気薄寄りにシフトしており、「勝ち切る馬」と「3着に食い込む馬」の質の違いが今週は際立ちました。

2. 開催場ごとの馬場・傾向分析

新潟 土曜は小雨・稍重でのスタートで、芝上り3Fは34.88秒とやや速めの水準でした。しかし日曜は雨により不良馬場へと悪化し、芝上り3Fは36.91秒まで落ち込み、前日比+2.03秒という今週最大の悪化幅を記録しました。一方でダートは土曜38.99秒(標準)から日曜37.84秒(速め)へと前日比-1.15秒改善しており、雨による締まり効果が芝とは逆方向に働いたことが分かります。波乱度も土曜3件/7Rから日曜4件/7Rへ増加し、2日間を通じて新潟は3場の中で最も荒れた開催となりました。芝は不良馬場化で差しが決まりやすくなった一方、ダートは時計短縮により前残りが残りやすい展開だったとみられます。発表上は「不良」とされたものの、ダートの時計水準を見る限り想定より力の要らない馬場だった可能性があり、馬場発表と実態にやや乖離があったと考えられます。

東京 土曜は雨で稍重スタート、日曜は曇に回復したものの馬場発表は「稍重で変わらず」でした。芝上り3Fは土曜35.13秒→日曜35.31秒(+0.18秒)、ダートは37.56秒→37.64秒(+0.08秒)と、いずれもほぼ横ばいで、3場の中で最も馬場状態が安定していた開催です。天候が回復したにもかかわらず時計に大きな変化がなかったことは、稍重馬場の水分がしっかり残っていたことを示唆しています。波乱度は土曜1件/6Rから日曜0件/6Rへとむしろ減少し、荒れ具合も3場で最少でした。勝ち時計面では、ダート1600m1勝クラスで今週1分37秒6、前日1分38秒6と-1.0秒の短縮が確認され、芝が横ばいだったのに対しダートは明確に時計が速くなる方向で推移しました。この結果から、東京は芝が脚質に大きな偏りなく決着し、ダートは前残り優勢の流れが強まった開催だったといえます。

京都 土曜は曇・稍重でのスタートで、芝上り3Fは34.77秒と3場の中でも最速水準でした。しかし日曜は馬場が不良へと悪化し、芝上り3Fは35.17秒(+0.4秒)に鈍化しています。新潟ほどの悪化幅ではないものの、馬場発表通りの時計鈍化が確認されました。ダートは土曜37.73秒(速め)から日曜37.45秒(速め)へ、前日比-0.28秒とむしろ速くなっており、雨による締まり効果がダートで顕著に出た形です。勝ち時計データでは、ダート1800m1勝クラスで今週1分49秒1、前日1分50秒1(-1.0秒)と明確な短縮が見られた一方、芝1800mオープンクラスでは今週1分47秒6、前日1分45秒1と+2.5秒もの大幅な時計悪化が記録されました。同じ京都開催・同じ稍重発表でも芝とダートで真逆の時計変化が起きた点は興味深く、馬場発表の「不良」はダートよりも芝の実態をより強く反映していた可能性があります。波乱度は土曜0件/5Rから日曜2件/6Rへ増加し、芝の時計悪化が差し・追込馬の台頭を後押ししたとみられます。

3. 勝ち馬・3着内の傾向

今週の勝ち馬は土日合算で前残り59%・差し追込30%、平均3.3番人気という結果で、前週の勝ち馬平均人気3.9番から-0.6ポイントの変化(人気馬的中の増加)が見られました。一方で3着内馬の平均人気は3.9番→4.1番と、わずかながら前週より人気薄寄りにシフトしており、「勝ち切るのは人気馬寄り、3着内には人気薄も紛れ込む」という構図が今週は一段と鮮明になりました。

土曜は勝ち馬の前残り率が69%と非常に高く、差し追込はわずか17%にとどまりましたが、3着内馬では前残り52%・差し追込30%と、勝ち馬ほど極端な前残り傾向ではありませんでした。つまり土曜は「先行力のある馬がそのまま勝ち切る」一方、3着争いには差し・追込馬も食い込む余地があったことになります。

日曜になるとこの構図が一変し、勝ち馬の前残り率は49%まで急落、差し追込は43%まで上昇しました。これは新潟・京都の馬場悪化によって差しが決まりやすくなったことの直接的な表れです。3着内馬も前残り48%・差し追込37%とほぼ同水準で推移しており、日曜は脚質による有利不利の差が縮小し、より総合力・馬場適性が問われる決着だったといえます。

人気薄の台頭という点では、京都・新潟の不良馬場化したレースで差し・追込馬が波乱を演出するケースが目立ち、特に新潟は日曜の荒れ度4件/7Rという数字がそれを裏付けています。クラス別では、京都の芝オープンクラスのように時計が大きく鈍化したレースほど、人気馬の取りこぼしが発生しやすかったと考えられます。

4. 展開・脚質から見えた今週の特徴

土日合算の前残り率は58.6%、差し追込率は30.0%で、前週比それぞれ+5.7pt、+8.6ptという上昇を見せました。前残りと差し追込が同時に伸びているのは一見矛盾するようですが、これは土曜(前残り優勢)と日曜(差し追込優勢)で傾向がはっきり分かれた結果であり、週を通して見ると「どちらの脚質にもチャンスがあった」ことを意味しています。

特に有利だったのは、土曜の良馬場寄りコンディションでの先行馬と、日曜の不良馬場化した新潟・京都における差し・追込馬という、日替わりでの脚質替えが機能した点です。東京はこの中間で、どちらの日も大きな偏りがなく、セオリー通りの前残り優勢(ダート)・フラットな展開(芝)が続きました。

具体例として、新潟は日曜の芝で上り3Fが36.91秒まで鈍化したことで最後方からの一気の差しが決まりやすくなり、波乱度も4件/7Rに達しています。京都も芝オープンクラスで時計が+2.5秒も鈍化したレースがあり、ここでも差し・追込馬が台頭したとみられます。

馬券戦略としては、土曜は先行馬・逃げ馬を素直に軸にする一方、日曜、特に馬場が悪化傾向にある場では差し・追込馬への目配りを強めるという「日替わり脚質戦略」が有効だった週といえるでしょう。

5. 来週末に向けた傾向予測

今週は新潟・京都で馬場が土曜から日曜にかけて悪化し、それに伴って差し・追込馬の台頭が顕著になりました。来週も降雨が続くようであれば、同様に土曜は前残り、日曜以降は差し・追込有利という流れが再現される可能性があります。特に新潟は不良馬場化した際の時計の鈍化幅が3場で最大だったため、同コースでの開催が続く場合は馬場の悪化度合いに敏感になる必要があるでしょう。

東京は今週、天候が回復しても馬場時計がほとんど変化しない安定型の開催でした。来週以降も東京開催が続く場合は、極端な馬場バイアスよりも実力通りの決着になりやすいと考えられ、素直に先行力とクラス適性を重視した買い方が有効と思われます。

京都については、芝とダートで時計変化が真逆という珍しい現象が見られたため、同条件のレースがあれば「芝は時計鈍化=差し有利」「ダートは時計短縮=前残り有利」という使い分けを意識したいところです。来週も雨予報が続くなら、開催2日目以降は馬場発表と実際の時計水準を照合しながら、差し・追込馬を積極的に拾う戦略が有効だと考えられます。